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カーリング世界選手権2018カナダ大会が、3月17日からいよいよ開幕します!
世界選手権2018に出場するのは、2月のカーリング女子日本選手権で優勝したチーム富士急です!
富士急はチーム結成から8年たって、ソチ五輪以降は着実に力を付けています!若い選手が多くまだまだ成長に期待大です。
平昌オリンピックで巻き起こったLS北見の旋風で注目が集まる今、世界選手権2018でもカーリング熱が盛り上がって欲しいですね!
今回は、カーリング女子のチーム富士急にスポットを当てて、チームメンバーと結成までの経緯についてお伝えしたいと思います!
★世界選手権2018の試合結果・順位表!
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カーリング女子世界選手権2018の結果速報と順位・勝敗表!
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世界選手権2018出場!チーム富士急のメンバー
今年2月に行われた日本選手権で優勝した、チーム富士急のメンバーは以下の5人です!
- 小谷有理沙(リード)
- 石垣真央(セカンド)
- 小谷優奈(サード)
- 小穴桃里(スキップ)
- 西室淳子(リザーブ)
日本カーリング選手権大会
チーム富士急㊗優勝🥇しました!
応援頂きありがとうございました🥌🏆
世界選手権大会も頑張ります✈#curling #カーリング #チーム富士急 #teamkoana pic.twitter.com/P5oT3JB8hj— Junko NISHIMURO (@sonojun14) 2018年2月4日
左から小穴選手、小谷優選手、石垣選手、小谷有選手、西室選手です。
小穴選手は23歳、小谷優奈選手は19歳、小谷有理沙選手は高校2年生と、非常に若いチームです。
小穴選手は中学生の頃からシニアの大会に出場して実力を磨いてきました。日本選手権でもスキップとして活躍して、準決勝・決勝と勝負所でのショットがよく決まりました。
石垣選手は26歳で、カーリングの聖地と言われる北海道常呂町の出身です。ジュニア時代から活躍していて実力も折り紙付きです。
常呂中学時代には、同級生に現北海道銀行の小野寺佳歩選手や、LS北見の鈴木夕湖選手、吉田知那美選手など、今では日本代表クラスの選手が勢揃いでした。
石垣選手は札幌国際大学時代には、ジュニア日本選手権で4連覇、そしてパシフィックアジアのジュニア選手権でも4連覇を達成しています!
ジュニア時代はまさに圧倒的な強さでした。
日本選手権ではこの4人のチームで優勝しています!その若い選手たちを引っ張って、チーム富士急をまとめる中心選手がリザーブの西室淳子選手です。
今後もさらなる成長が期待できるチームです。
チーム富士急の結成に至るまで!
チーム富士急の結成に至るまでには、西室選手がかつて所属していたチーム長野の存在が関わっています。
西室(当時は園部)選手は、軽井沢での中学生時代からカーリングを続けているベテラン選手です。
1998年長野五輪では、軽井沢カーリング場の開会式での聖火最終ランナーに選ばれています。
2010年までチーム長野に所属し、メンバーの中心としてオリンピックを目指して戦っていました。
長野五輪の経験もあって、オリンピック出場への思いは相当強くなったと思います。
当時最大のライバルだったのが、LS北見の創設者、本橋麻里選手がいたチーム青森です。
チーム青森はチーム長野の大きな壁となっていて、2006年トリノ・2010年のバンクーバー五輪の代表決定戦ともに、チーム青森に敗れてしまい代表を逃しました。
2010年の後、チーム長野は解散してしまいます。西室選手もカーリングを続けるか悩んでいたそうです。
そんなとき西室選手を救ったのが富士急と小林宏氏です。
富士急はウィンタースポーツやスケート界をサポートし続けていて、数々の有名選手やメダリストを生み出しています。
その富士急が日本カーリング界発展のためにチームを創設し、本格的に力を入れてサポートすることを決めたんです。
チームの監督には小林宏氏が就任することになり、メンバーの人選を任されました。
小林さんは、長野五輪など冬季オリンピックでの活動や、日本でのカーリング普及活動に尽力してきた1人です。
その小林さんに、西室選手がチーム長野での功績で抜擢されました。その時15歳だった小穴桃里選手も一緒に選ばれています。
こうして2010年8月に、地元山梨県を拠点とした富士急カーリング部が結成されることになったんです。
結成時のチーム名は「チームフジヤマ」でしたが、2015年から「富士急」に変更しています。
残念ながら、小林さんは2016年に病気のため亡くなってしまいました。
西室選手はもう1度オリンピックを目指す環境を作ってくれた小林さんに、感謝しきれないほどの恩を感じているでしょう。
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チーム富士急 屈指の強豪チームに成長
チーム富士急の活動拠点は山中湖の「カールプレックスフジ」です。そこで氷上練習を行っています。
ちなみここは、小林宏さんがチームのために私財1億3000万円を投じて作った、通年カーリングができる施設なんです。
北海道などと比べて暖かい地域でも、通年で氷上練習ができる環境があるのは、本当にありがたいことだと思います。
ただ平日はメンバーがフルタイムで勤務のため、週末の日中はお客さんが入るため練習はできないので、週末の早朝・夜間に練習しているんです。
氷上練習をしない平日は、主に体力トレーニングで体幹を鍛えているそうです。
ソチ五輪以降はチームメンバーを変えながらも、練習の成果を発揮して、徐々に頭角を現してきました。
- 2015年日本選手権:3位
- 2016年日本選手権:2位
- 2017年本選手権:3位
- 2018日本選手権:優勝!
チーム結成から8年で、国内屈指の強豪チームであるLS北見・北海道銀行・中部電力の3チームと肩を並べるまで成長しました。
そして今回、カーリング世界選手権2018で世界の強豪チームに挑みます!
世界選手権を皮切りに、もちろん4年後の2022年北京五輪への出場も見据えているでしょう!
西室選手のピンチヒッター参戦!
カーリング女子世界選手権2018では、リザーブの西室選手が妊娠・出産のため欠場します。
代わりにチーム富士急のリザーブとして入るのが…
北海道銀行フォルティウスの小野寺佳歩選手です!
この度富士急チームのフィフスとしてカナダのNorth Bayで行われる世界選手権に参加させて頂くことになりました😊
快く受け入れてくれた富士急の皆さん、快く送り出してくれた北海道銀行フォルティウスのみんなに感謝し、盛り上げて行きたいと思ってます!頑張るぞー💪 pic.twitter.com/9nUy0MclyG— 小野寺佳歩 (@03kaho11) 2018年3月8日
と気合い十分な意気込みです。
でも決勝で戦った北海道銀行から選手派遣…というのは、チーム同士の「昨日の敵は今日の友」という関係を感じさせますね。
富士急の西室選手と北海道銀行の小笠原歩選手、船山弓枝選手とは、お互い同世代で昔からの顔なじみです。
そういった関係もあって、快く応じてくれたのでしょう。
あと、チーム富士急が不測の事態で世界選手権を途中放棄する…という最悪の事態を避けるため、とも考えられます。
そもそも登録メンバーが5人揃わないと、世界選手権やオリンピックには出場できません(失礼しました!)。
2014年のソチ五輪に出場した北海道銀行は、小野寺選手がインフルエンザにかかってしまい試合に出られず…
ということが実際起こってますからね!(その時リザーブで出場したのが現LS北見の吉田知那美選手)
それを危惧しての派遣でしょうか。基本は4人での出場で、小野寺選手はリザーブとしてサポートする役目だとは思います。
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まとめ
今回はカーリング女子のチーム富士急についてお伝えしました!いかがだったでしょうか?
チーム富士急の創設に至るまでには、西室選手がいたチーム長野とチーム青森のオリンピックをかけた戦い。
そしてカーリング普及に尽力した小林宏さんが大きく関わっていたんですね。
世界選手権2018には、平昌オリンピックで金メダルを獲得したスウェーデンチームや、銀メダルの韓国「メガネ先輩」チームも出場します!
もちろんカナダやスイスなど、その他の強豪国も控えています。勝利は一筋縄にはいきそうにないでしょう…
でも小野寺選手と富士急の合同チームで、強豪相手にぜひ善戦して欲しいと思います!
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