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一連の悪質タックル・ラフプレー行為の問題の余波が広がっています。
内田正人氏と井上コーチが行った緊急会見では、「指導と受け取り方に乖離があった」という姿勢は変えず、宮川選手への指示は終始否定。自己保身に終わった内容でした。
しかも日大広報部のお粗末な対応もあり…結果的には火に油を注ぐ形になってしまいました。
そしてこのタイミングで、週刊文春による文春砲が炸裂しました!
週刊文春の内容では、内田氏が日大で振るっていた独裁権力の恐るべき実態と、日大のトップ・田中理事長氏の信じられない発言が明らかになっています。
さらに、田中理事長がナンバー2の内田正人氏を切らず、守る理由についても語られています。
★追記 6/7:内田正人前監督に再び文春砲!裏金受取疑惑!
★追記 5/30:日大アメフト部の声明文が期待外れの内容に…!
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日大アメフト部員の声明文が期待外れの内容になった理由は圧力か?
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★追記 5/22:宮川泰介選手の悪質タックル問題を時系列にまとめます!
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宮川泰介選手の悪質タックル問題を時系列で見る!今後どうなるのか?
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目次
内田正人 日大で独裁権力を握っていた
週刊文春が報じた内容では、日大のトップ・田中理事長の下で、内田氏が独裁的な権力を振るう恐るべき実態が明らかになりました。
日大の内田正人氏は、8年前の2010年に日大の保健体育事務局長に就任しました。
2014年は人事部長も兼務し、その翌年2015年には理事に選出されています。
そして2017年9月、常務理事に選出されて、日大の事実上ナンバー2となりました。
保健体育事務局長というのは、どういう役職かというと、日大の34ある運動部の予算を管理する役職です。
つまり内田氏は、日大の金と人事について全権を握っていて、絶対的な権力を持っているんです。
内田氏が監督を辞任したとても、日大内部では絶対的な権力を持ち続けます。
そんな強権を握る内田氏には、当然学内で逆らえる人は誰もいません。
そして今年4月に内田氏の強権が発動!日大系列校のアメフト部監督が、アメフト部のない別の系列校に飛ばされたんです。
その監督は、指導者としてはチームを日本一に導き、選手として輝かしい経歴を持っていて、次期日大アメフト部の監督とまで言われていました。
しかし指導していたアメフト部は、近年日大進学を希望せずに外部受験をする選手が増えていました。
そのため内田氏の怒りを買ったとみられています。
これは氷山の一角で、内田氏はナンバー2の独裁権力を振るい、理不尽な人事をやりたい放題やっていたのが現状だというのです。
日大・田中理事長 内田正人を守る理由は?
その内田氏の最大の後ろ盾が、日大の最高権力者である田中英寿理事長です。
田中理事長は日大相撲部出身で、現役時代はアマ横綱として活躍し、その後日大相撲部監督にも就任しました。
指導者としては、舞の海や元大関・琴光喜などを育てています。
今でも角界に強い影響力を持ち、日本オリンピック委員会(JOC)の副会長なども歴任しています。
処世術に長けていた田中氏は、日大職員から出世コースを歩み、力技で理事長の座まで上り詰めました。
その威光の下で強権を発動し、学内を支配してきたのが内田氏です。
今回の悪質タックル問題で、日大側が内田氏を簡単に切れない理由は、
内田氏の失脚が田中理事長体制の崩壊を招く恐れがあるからだ…というのです。
田中理事長は再来年を目処に、内田氏を次期理事長に推して、自分は名誉理事長として退く…という構想があるそうです。
つまり「院政」を敷くということですね。
さらに、日大が創立130年を迎える来年の10月4日の式典には、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、田中理事長体制の集大成を盛大に祝う…というシナリオもあるそうです。
内田氏が失脚すれば、この計画が狂ってしまうばかりか、田中理事長にも火の粉が飛んで責任を問われます。
なので、是が非でも内田氏を守る必要があるんですね。
それに、公にはできない田中理事長や日大の裏事情も、ナンバー2である内田氏は握っていることでしょう。
もし田中理事長が内田氏を切ろうものなら、内田氏はそういった裏事情を全て世間に暴露するかもしれません。
そうなったら、今回の悪質タックルの事件以上の大スキャンダルに発展して、田中理事長の身も危うくなります。
内田氏を切りたくても切れない事情には、そういう理由もあるのでは…という憶測もあります。
悪質タックルから5日後の5月11日、田中理事長夫人が経営する「ちゃんこ料理 たなか」に、田中理事長夫妻、内田氏や日大上層部、合計6名が顔を揃えました。
実は、田中理事長が唯一頭が上がらないのが、夫人の元演歌歌手の妻、優子夫人なんです。
彼女の影響力は絶大で、日大の本部職員は、彼女のちゃんこ屋に何回足を運んだかで出世が決まる…
と言われているほどです。
日大では理事会の代わりに、このちゃんこ屋の会議が重要事項の決定を下す場なんです。
ここで行なわれる田中理事長夫妻を中心とした会議が、日大の事実上の最高会議なのです。
日大のこういった一面を見ると、他の大学と比べていかに特殊な組織なのかがよく分かります。。
11日の(ちゃんこ)会議でも、内田氏を守る方向で調整されたということです。その中で内田氏は
- 選手に指示を出したことはない
- 選手の判断で勝手にやった
と弁明したものの、出席者から責任を追及する声は出なかったそうです。
あとは余計なことはせず、ダンマリを決め込んでいれば、いずれ問題は風化していく…
という田中理事長が日大の出世街道で身につけてきた処世術は、内田氏にもたたき込まれています。
それは悪い意味で、今回のお粗末な対応に繋がっています。
田中理事長の信じられない発言!
内田氏が被害者に謝罪に訪れ、日大アメフト部の監督辞意を表明したのが5月19日です。
その翌日の5月20日夜、週刊文春がパチンコ中の日大・田中理事長を直撃しました。
文春の「理事長の見解をお聞きしたい」という質問に対して、理事長は
- 「俺、知らないもん、全然」
- 「フットボールなんてルールも知らないし」
- 「関係ないよ」
- 「しつこいよ!もういい加減にしろよ、お前!知らないんだから、俺は」
そして「すべて内田氏の独断で辞任を決めたのか」
「田中理事長が決めたのではないのか」と言う質問に対しては
- 「そらそうでしょう」
- 「何を俺が関係あんだよ。部が責任持ってやるんだよ。俺は相撲部だからね」
という回答でした。
この発言は ”全て内田の責任で、自分には何の責任も無い” とも取れる発言です。
とても日大のトップ・理事長の発言とは思えない、信じられない衝撃の回答です。
今回の文春砲により、日大組織と理事長に対しては世間からさらに猛烈な批判を浴びるのは間違いないです。
一連の悪質タックルの問題は、日大組織の中枢にまで及ぶ、根が深い問題になりそうです。。
文春砲第2弾!内田正人1500万裏金工作疑惑
今度は内田正人前監督に文春砲第2弾が炸裂しました!
過去8年間で1500万円を超える裏金を受け取っていた…という衝撃の疑惑です。
日大アメフト部OBというA氏が、週刊文春で内田氏からの依頼された裏金工作の実態を詳細に明かしています。
A氏が裏金工作を告白した理由は、日大組織の問題への指摘と、連日報道される日大のお粗末な対応を見て、あらゆる膿を出し切ってもらいたい…という思いがあったからだそうです。
内田氏は、アメフト部の監督初期の頃は非常に温和な性格だったものの、裏金によって豊富な資金を得たことで性格が一変。
日大ナンバー2の権力も得て、人が変わったという様子もうかがえます。内田氏に渡ったとされる、裏金工作とはどのようなものだったのでしょうか?
内田前監督に渡った裏金工作の仕組みとは?
A氏が裏金工作を持ちかけられたのは、内田氏が2003年に監督に就任して間もない頃だったようです。
アメフト部に備品などを納入する会社を経営していたA氏は水増し請求によって裏金を作っていたといいます。
A氏による裏金工作の仕組みをざっくりと説明すると、以下のようになっています。
A氏による裏金工作の仕組み
図のように、日大に90万円で納入する場合は、A氏が仕入れ業者を選定して、A氏経営の会社が50万円で発注・仕入れします。
しかしA氏は、請求書ではB社には80万円で卸したことにします。
そしてその請求書は日大にも回します。実際の発注費用は50万なので、A氏の会社は30万円の利益を得ることになります。
こうして出来た利益のうち20万円を裏金で内田氏に渡す…という形になっていたようです。
発注品で扱ったのは主にスポーツ関連の備品だそうですが、テーピング1つでもサイズの大小や伸縮性の有無など数の種類が豊富です。
これを年に数回・ケース単位で注文するので、ものすごい量になります。
その金額が積み重なって、アメフト部では年間1000万円を超える支払い額になるそうです。
日大の元請けB社とA氏経営の会社の、1回の取引総額は約250万円で、この中から裏金を捻出していました。
年に2回渡すのが通例で、裏金工作で得た最初の2回分は、内田氏の個人口座に振り込んだと語っています。
しばらくすると、内田氏からさらに裏金を作るよう要求され、
体育館や各運動部の合宿所など空調関連のメンテナンスでも裏金を作れないか…と打診されたと言います。
日大の場合、学内の体育館・各運動部の合宿所・学生寮には、約1000台を超えるエアコンが設置されています。
清掃業務などのメンテナンスは大きな利権で、そこに内田氏が目を付けました。
そうして内田氏の指示のもと、A氏は2006年からさらなる裏金工作を実行。
内田氏に渡す裏金も、1回につき100~200万円という規模の金額になったそうです。
A氏は、2004年からの8年間で、少なくとも1513万円の裏金を渡していると語っています。
内田前監督 裏金工作で金と権力を得た
A氏が先輩である内田氏から裏金工作を持ち掛けられたのは、2003年に内田正人氏が監督就任して間もない頃だったといいます。
内田氏から「アメフト部の再興に力を貸して欲しい」と相談を受けたそうです。
その頃の日大アメフト部は、外部運営者の不手際もあり、系列高校からの入部希望者が大幅に減った時期でした。
しかし内田氏は今とは考えられないくらい非常に温和な性格で、そうした状況下でもアメフト部の再建に前向きに取り組んでいたそうです。
就任当時の内田氏は、練習時間も上限3時間までと決めていました。
ミーティングにも時間を掛け、中身の濃いトレーニングと防具を着用した練習を徹底して行なっていたそうです。
系列高校のアメフト部監督との信頼関係の回復に力を入れつつ、自分の持っているスポーツ推薦枠は関西の強豪校などに使い、優秀な選手を獲得していました。
そしてスポーツ推薦枠がすべて埋まると、今度は一般入試で受験させて、入学金や授業料などを内田氏が負担する…
という方法を取っていたそうです。
中には母子家庭の学生もいるので、そういった家族には生活費の面倒もみなければいけない場合もあります。
そんな状況の中で、部員を獲得するための資金捻出のために、裏金工作に協力して欲しい…という申し出だったといいます。
A氏は、内田氏のアメフト部再建のため尽力する姿に男気を感じて、裏金作りに協力することにしたと語っています。
性格が一変!
次第にアメフト部には優秀な人材が集まり、復活の兆しを見せ始めて行きます。
内田氏のアメフト部での功績も次第に評価され、学内で出世して行き権限を得るようになりました。
そして2010年には保健体育事務局の局長に昇進して、日大運動部の予算をすべて握る立場に上り詰めます。
内田氏の性格や言動も、監督就任当時から考えられないほど一変します。
その頃にはすでにA氏と関係を遠ざけるようになっていて、ついに排除されました。
特に内田氏は部下を手懐けるために、頻繁に保健体育事務局の職員にご馳走。
内田氏が身につける靴やスーツ・鞄なども、高級ブランドのものに替わっていったそうです。
そういったものにも、裏金工作で得た資金が使われたと見られています。
その内田氏の変化を目の当たりして、A氏は
「渡している裏金は一体何のために使われているのか?」
という思いが沸々と湧いて来たそうです。それが今回の週刊文春での告発に繋がっています。
内田氏は2003年から2015年まで日大アメフト部の監督を務めました。
一度監督を退いたものの、2016年の成績が不本意だったため、2017年に再度監督に復帰することになります。
しかしここでチームの雰囲気がガラリと変わります。
内田氏の指導は非常に厳しくなり、2016年に比べて練習時間も長くなり、コーチ達の厳しさや態度も一変しました。
日大の常務理事・人事部長でもある内田監督の言うことは絶対であり、部員の誰からも何も言えない状況を作り出します。
そして今年5月に悪質タックル問題を起こし、現在の流れに繋がっています。。
日大広報部は文春の取材に対して、
「本学の施設などの建設備品購入は、すべて本部管財部が行っており、不正購入などの余地はないと判断している」
と回答しています。
そう言われても、一連の日大広報部のお粗末な対応によって、組織の信用を更に落としています。
管財部というものがきちんと機能してるとは到底思えません…
内田氏は23日の会見後、心労と不眠ということで入院することになり…また雲隠れしてしまいました。
一方の田中理事長はというと、我関せずでパチンコ屋に入り浸る始末。。
組織のトップ2の対応を見る限り、日大内部では原因調査どころか原因究明すらしていないのは明白でしょう。
これはまさに、今の日大の体質を表しています。
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まとめ
一連の悪質タックルの問題は、もはや内田氏個人やコーチ、日大アメフト部だけの話では済まなくなっています。
日大の金絡みの疑惑については、日大理事長を含めた日大組織の中枢にも及ぶ、根が深い問題へと発展しそうですね。
非常に闇が深いです。。
週刊文春に裏金工作を告発したA氏は、警察への捜査を依頼するため、内田正人前監督への裏金の証拠となる通帳を警察に渡しています。
今回の文春砲による裏金問題の疑惑は、日大へのメスが入るきっかけになるでしょうか?
未だに田中理事長は公の場に姿を見せず雲隠れ。一連の悪質タックル問題も沈黙を決め込んだままです。
組織のトップである田中理事長が表に出て、一連の問題に対し発言するまでは、日大に対して批判が止むことは無いでしょう…
今後、日大組織にメスが入って行くことはあるんでしょうか…?これからの動きに注目したいと思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
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