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日大アメフト部の宮川泰介選手が、悪質タックル問題について記者会見を開きました。
その会見の中で、ケガをさせた被害者の選手・家族に対して謝罪したことと、なぜ行為に及んだのか。その経緯についての詳細を赤裸々に語りました。
そして、悪質タックルが宮川選手の独断ではなく、内田正人監督や井上コーチからの指示でやったことを明らかにしました。
今後宮川選手の会見を受けて、内田正人氏を含めた日大の上層部はどんな対応を取るんでしょうか?
ケガをした関学大選手の父親の奥野氏は、警察に被害届を提出しています。なのでこの問題は刑事事件に発展する可能性も十分あります。
今回は宮川選手の会見の内容から、悪質タックルの問題を時系列で見てみます!
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目次
宮川選手の会見での陳述書・時系列のまとめ!
宮川泰介選手の会見では、悪質タックルを起こした経緯が、関学大戦が行われた5月6日以前から語られていました。
日大アメフト部の内田監督や井上コーチが、宮川選手に対してどんな指示を出したのか?
会見では、宮川選手は陳述書という形で、その内容を赤裸々に語っています。
宮川選手が会見で語った内容について、関学戦の試合前~試合後の時系列をまとめます。
5月3日(関学大戦3日前)
5月3日の実戦形式の練習では、プレーが悪かったということでコーチから練習を外されてしまった。
この頃は、監督・コーチから「やる気が足りない。闘志が足りない」という指摘を受けるようになっていたので、このプレーをきっかけに外されたのだと思った。
その後全体のハドル(プレー前の円陣)の中で内田監督からは
- 「宮川なんかはやる気があるのか無いのかわからないので、そういう奴は試合に出さない。辞めていい」
そして井上コーチからも
- 「お前が変わらない限り、練習にも試合にも出さない」
と言われた。
5月4日(関学大戦2日前)
宮川選手は、今年6月に中国で開催される第3回アメリカンフットボール大学世界選手権の日本代表メンバーに選抜されていた。
しかし、この日の練習前に監督から
- 「日本代表にいっちゃダメだよ」
と言われた。つまり「日本代表を辞退しろ」ということ。
宮川選手は、内田監督には理由を確認することはとてもできず「わかりました」と答えた。
この日は、今年度初めて全体で行う守備の個別練習の日だった。
未経験の1年生がいたので、見本を見せるために、副キャプテンがタックルをして宮川選手が受ける形でダミー(コンタクト練習用の人形)を持った。
→井上コーチから「なぜ最初にダミーを持つんだ」と言われてグラウンド10周走らされた。
その日の実戦練習は、練習前に井上コーチに「宮川は出さない」と言われて外された。
5月5日(関学大戦前日)
この日も宮川選手は実戦練習から外された。練習後井上コーチから
- 「監督にお前をどうしたら試合に出せるか聞いたら、『相手のQBを1プレー目で潰せば出してやる』と言われた」
- 「『QBを潰しに行くんで僕を使ってください』と監督に言いに行け」
と言われた。続けて
- 「相手のQBと知り合いなのか」
- 「関学との定期戦が無くなってもいいだろう」
- 「相手のQBが怪我をして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう」
- 「これは本当にやらなくてはいけないぞ」
と念を押された。そして髪型を坊主にしてこいとも指示された。
ポジションの先輩が、
「宮川に『アライン(隊列での配置)はどこでもいいから、1プレー目からQBを潰せ』と言っとけ」
という、井上コーチからの指示の旨を告げられた。
それを聞き宮川選手は、
「相手を潰すくらいの強い気持ちでやってこいという意味ではなく、本当にやらなくてはいけないのだ」
と追い詰められて悩んでしまった。
5月6日(関学戦当日)
試合前
宮川選手は色々悩んでいたものの、これから大学でフットボールを続ける上で「ここでやらなければ後が無い」と思って試合会場に向かった。
当初、試合のメンバー表には名前が無かった。
井上コーチに確認したら「(内田監督の所へ)今行ってこい」と言われた。
内田監督に対しては直接「相手のQBを潰しに行くんで使ってください」と伝えた。
そして監督から「やらなきゃ意味ないよ」と言われた。
その後、井上コーチに監督から言われたことを伝えて、
- 「リード(相手のプレーに反応してボールを追うこと)をしないでQBに突っ込みますよ」
と確認すると、井上コーチからは
- 「思い切りいってこい」
- 「できませんでしたじゃ、すまされないぞ。わかってるな」
と念を押された。
→その結果、試合で関学大選手に悪質タックルを実行…!
この試合で宮川選手は、悪質タックルを含めて計3回の反則プレーを行ってしまい、退場処分になります。
2つの反則プレーについては、普段から
- 「相手が掴んできてもおとなしすぎる」
- 「やる気がない」
などとコーチらから指摘を受けて、レギュラーも外されていた状態だったので、
相手選手にやられっぱなしにできないと、意識的に行ってしまった。。と会見で語っています。
宮川選手は退場になりテントに戻った後、事の重大さに気づき泣いていたそうです。
試合後
スタメンと4年生が集められたハドル(囲み)の時に、監督から
- 「こいつのは自分がやらせた。こいつが成長してくれるんならそれでいい。相手のことを考える必要はない」
と話した。
その後着替えて全員が集まるハドルでも、監督から
- 「周りに聞かれたら、俺がやらせたんだと言え」
という話があった。
井上コーチは、○○というDLの先輩が、宮川選手に悪質タックルをさせたことを済まなく思い「自分にもやらせてほしい」と申し出た…という話を紹介して、
- 「●●は自分にもやらせてくれと言ったぞ。お前にそれが言えるのか」
- 「お前のそういうところが足りないと言っているんだ」
と言われた。退場後に泣いていたことについても
- 「優しすぎるところがダメなんだ。相手に悪いと思ったんやろ」
と責められた。それでさらに気持ちを追い話められてしまった。
5月8日(関学戦2日後)
宮川選手は内田監督に対し「もうフットボールをやりたくない」と言うと、監督は
- 「お前の罰はあの時、罰退になってるから、お前の処罰は終わってるんだからいい」
- 「世間は監督を叩きたいだけで、お前じゃない。気にするな」
と言われた。
その後監督は練習に出て行き、井上コーチと鈴木コーチの3人で話した。
2人のコーチからは事実関係の確認は無く
- 「お前が辞める必要はないだろう」
- 「向こうとの試合がなくなろうと別にいいだろう」
という話をして、退部を引き留めようとしてきた。
しかし宮川選手は、悪質・反則プレーをしてしまったことを後悔して、アメフトを続けるということは考えられなかった。
結局その日は監督やコーチ、先輩たちと7時間程度クラブハウス等で話をした。
5月9日(関学戦3日後)
森ヘッドコーチから三軒茶屋のキャンパスに呼び出されて
- 「やめるべきじゃない。フットボールで返していくしかない」
- 「監督が厳しくいったことをそのままお前に伝えたコーチに責任がある」
と言われた。
5月11日(関学戦5日後)
前日に日大が公表した謝罪文を受けて、本部にある内田監督の部屋で監督・井上コーチ、宮川選手と両親で面会した。
宮川選手の父から「個人的にでも相手方選手と家族に謝りに行きたい」と申し入れたところ
→監督から「今は止めて欲しい」と言われた。
また「監督・コーチから選手に対して対戦校のQBに怪我を負わせろと指示を出し、選手はそれに従っただけ」である旨の公表を求めたところ
→監督から「公表できない」と拒絶された。
面会後、井上コーチから宮川選手の父に連絡があり、理由の説明もなく「関学アメフト部の監督に謝りに行く」と言われた。
(→この時関学大の鳥内監督は、日大に対して文書での回答求めていました。日大からの謝罪しに行く旨を連絡するも、断られています)
結局宮川選手と井上コーチらは、事前に断られたにもかかわらず、関学大へ謝罪しに行くことになった。
5月12日(関学戦6日後)
謝罪のために井上コーチと関学大を訪れたが、再度先方から面会を拒絶された。
(→この時、関学大の鳥内監督からは「誠意が無い」と謝罪を拒絶されています)
5月14日(関学戦8日後)
井上コーチから父に連絡があり「三軒茶屋のキャンパスに来て欲しい」と宮川選手と父親2人が呼び出さた。
その後、宮川選手と父親が、関東学生アメフト連盟の規律委員会で聞き取り調査を受けた。
5月18日(関学戦12日後)
宮川選手と父親の2人で、悪質タックルでケガをさせてしまった、関学アメフト部のQBの選手・及び両親の元を訪問して直接謝罪の意を伝えた。
…以上が、宮川選手が会見で語った陳述書の、時系列の内容です。
会見で宮川選手は、
- 悪質タックルをやらないという判断ができず、指示に従って反則行為をしてしまったことが原因である
- 事実を明らかにすることが償いの第1歩だと決意して、陳述書を書いた
ということを語っています。
しかし、ここまで時系列で見てみると、試合前の井上コーチの宮川選手への言動は、”いじめ”・”パワハラ”と捉えられるくらい酷いものですね。。
それに宮川選手は、内田監督との関係については
- 「そもそも話をする機会が本当にない」
- 「信頼関係と呼べるものは分からない」
と語っていました。宮川選手と内田監督のコミュニケーションがほとんど無かった…という事実も大きな問題です。
上からの度を超えた、パワハラのようなプレッシャーによって、レギュラー獲得に必死な宮川選手を、悪質タックルの行為へと追い詰めてしまったんでしょうか。。
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まとめ
今回は宮川泰介選手が会見で語った陳述書の、時系列の内容をお伝えしました。
加害者である宮川選手が、悪質タックルという卑劣な行為を起こしたことは勿論悪いことです。
しかし大勢の記者が集まり、世間からも注目を浴びる記者会見の場に、まだ二十歳の将来ある若者が1人で臨まねばならない。。
そんな状況を作り出した日大・及び内田監督や井上氏などコーチ陣には激しい憤りを覚えます。
本来ならこのような会見は、宮川選手ではなく日大主導で開かれなければならなかったはずです。
問題の根源が内田正人氏や井上氏などコーチ陣であることが明確になった今、これから日大の組織としての対応が問われます。
日大は宮川選手の会見を受けて、ようやく第三者委員会の設置を発表しました。
しかし宮川選手の会見後、日大広報部は
- 「QBをつぶせ」は事実を誤解している。「思い切って当たれ」の意味
- 言葉足らずにより「つぶせ」の捉え方の違いが招いた結果だ
と、内田監督の指示を否定する発表をしています。
この発表を見ると、内田正人氏が常務理事・人事部長を務める今の日大の組織・上層部が、世間に納得の行く対応ができるとはとても思えません。。
被害者の選手の父親である奥野氏は、警察に被害届を提出しています。この問題は警視庁でも調査される見通しです。
日大の組織や第三者委員会がどんな対応をするのか、これからの動向にさらに注目が集まります!
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
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